Amazonマーケットプレイスに横行している詐欺と、その対処法
今月になってから、Amazonのマーケットプレイスを利用した、悪質な詐欺行為が横行しています。
その手口は、Amazonマーケットプレイスに通常ではありえないような低価格で商品を出品し、代金が支払われたら商品を発送せずにトンズラするというものです。
色々な対策がtwitter等でも呟かれていますが、悪質業者側もやり方を変えてきたりしていますので、私が被害を受けたケースもご紹介したいと思います。
悪質業者=低評価とは限らない
悪質業者を見分ける方法として
- 評価が無い
- 評価が極端に悪い
- 以前に評価された日付が古い
- 新規の出品者である
等がありますが、最近ではこれに当てはまらない場合が増えています。
例えばこの商品の場合、通常であれば12000円はするイヤホンですが・・・
新品でも2000円程で出品されているものもありますね。
この2000円の出品こそが詐欺なのですが、評価は高評価ですね。自演とみて間違いないでしょう。
さらに、この「たまオンラインショップ」ですが、同じ商品にも関わらず、違う価格で出品していました。
この時点で怪しさMaxなのですが、一抹の望みをかけて購入してしまいました。
ただ、怪しかったので、殆ど使っていないデビッドカードで決済。
すると数分で出荷準備中になり、これは騙されたかもと思って「出品者へ連絡」からキャンセル依頼を出し(勿論ガン無視されます)出品者情報に記載された電話番号へ電話を掛けるも、一度もつながらず、そんなこんなで20分もすれば発送の通知が。早過ぎますね。
発送したと通知すればAmazonから代金が支払われる仕組みなので、もうこの時点で詐欺師の勝利です。
被害にあった場合の対処法
詐欺だろうなーっと思っていても、やられた時のショックは中々大きいものでした。
料金は大したことないですが、対応の面倒臭さと、住所などの個人情報を渡してしまった恐怖が堪えます。
といっても時すでに遅しなので、冷静にやれることをしましょう。
カスタマーセンターに連絡
この場合は、出品者が架空のものであったのが調査で判明して、出品者での対応が困難なのでマーケットプレイス保証の申請をしてくれというものですね。
さてここで問題になるのが、保証申請の規定です。
通常は配送予定期間を過ぎてからでないと申請は出来ません。
しかし今回はそういう状況ではないので、Amazon側もメールで、手続き出来ない場合は代理申請も出来ると提案していますね。
ということで、案内に従って代理申請をしました。
先ほどのメールに返信し、本文に「Amazonマーケットプレイス保証規約に同意します」と「代理申請をお願いします」と書けば、ちゃんと受理されました。
保証申請が可能な期間ではないから、可能になったらAmazon側で申請しておきますよという事ですね。
被害にあってから数時間ですが、思っていたより柔軟に対応してくれるので、被害にあったと思ったら迷わずに連絡しましょう。
パスワードの変更
Amazonから出品者へ渡されるのは住所や氏名や電話番号等の、配送に必要な情報ですが、念を入れてAmazonアカウントのパスワードを変更しておきましょう。
個人情報を悪用して詐欺に利用されるケースもありますし、アカウントを乗っ取られて出品者として悪用されるケースもあるようです。
2段階認証の導入なども検討しましょう。
しかし、住所などの情報は悪質業者の手に渡ってしまうので、値段が安いからといって、興味本位で詐欺にかかってみようとは思わない方が良いですね。
不審な事があれば警察等に相談する
この手の詐欺は大抵がクレジット払いです。
決済はAmazonが行い、金銭のみを出品者に振り込む形なので、クレジットカード番号が悪用される恐れは無いのですが、一応は警戒しておきましょう。
デビッドカードはまだマシですが、クレジットカード等が不正に利用されないとは限りません。
もし少しでもおかしいと思う事があれば、クレジットカード会社に連絡し、場合によっては警察へ被害届を出す事も頭に入れておきましょう。
また、少しでも不安な事があれば、Amazonへ問い合わせるのも大事です。
どうすれば良いか分からない時も、対応してくれるはずです。
詐欺に遭わない為に気を付けること
- 極端に安価だったり怪しいものは避ける。
- 怪しいと思ったら、購入前に出品者へ質問したり、出品者情報に記載された電話番号へ電話を掛けたりして判断する。(心配なら非通知で)
- 評価が極端に低かったり、高かったりしたら警戒する。
- 出品数に対して評価の数が少なすぎないか確認する。
- 衝動を抑えて暫く様子を見る。